2025/07/31 16:43

昨日は

木彫の世界
~見て学ぶ伝統技術~

に参加してきました…!

講師の方は
#北都工芸社 の 菅野 秀雄さん
#木彫ナカガワ の 中川 貞司さん
#木彫の上西 の 上西 捷敏さん
#工房がんま の 岩間 次雄さん

実演を見ながら、
使用している刃物を見せて頂いたり
質問させて頂いたりと充実な時間でした…!

みなさんが座っている台も、普段の製作の際に使用しているものを持ち込んで頂いたそうで
刃物も、のこぎりの目立てヤスリを研いで使いやすい形にしたものなど
みなさんご自身で研いで使いやすい形に手入れされていて
普段家具など木製品を製作されている方でも見た事の無い刃がたくさん、とお話されておりました…!
とても綺麗に手入れされていて、研いで研いで、小さくなったものは小さい箇所を削る刃物にしたり…
きちんと手入れして使うと80年経ってもまだ現役で使えるのだそうです✨

他の工房さんへお邪魔させて頂いた際にも感じる事なのですが、
作品だけではなく、作品を作る道具もとても大切にされていて
作家さんのものづくりへの真摯さに改めて感動しました

みなさん迷いなく刃物を進められていて
上西さんは彫る前の段階の状態のも持ち込んで下さっていたのですが
頭はここ、の印をちょっとつけるくらいで、外は全く下書きなどはしないのだそうです…!
そんな上西さんでも、表情は一番大変だそうで
かわいく見えるようにと心がけられているとの事でした
そしてどなたも軽々と彫っているように見えますが、
木を削るというのはやってみると分かるのですが意外と力のいる作業で
丸太からチェンソーで大まかな形を作り、
きづちで叩きながら削り仕上げられていく姿も圧巻でした…!
菅野さんでは削りやすくするために沸騰させたお湯の中に木を1時間ほど漬けこんでから作業をされるそうで、
触らせて頂くとたしかに普段製品として触るものよりしっとりしていましたが、
ケガをしないように彫るのが大変、とおっしゃられていたので
それでもやはり軽々と削っているように見えるのは熟練の技なんだなと感じました
みなさんあまりにも迷いなく削って行かれるので、うっかり削りすぎてしまう事などないのかな…?と思っていたら
あるよ、とお話して下さったがんまさん
削ってリカバリーしたり、なんだかうまく仕上がらない時など大変だけれど好きだから楽しいと笑顔で話して下さっていた姿が印象的でした

今回講師として来て下さった
4名も出店される、展示会が8/21(木)~25(月)まで開催されますのでぜひ足を運んでみて下さい~✨
お子さま向けのワークショップや実演もあるそうですよ✨✨

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木彫りの源流
~旭川木彫・工芸品協会展~

場所:イオンモール旭川駅前1階インフォメーション前 特設会場
日程:2025/08/21 (木) - 2025/08/25 (月)
時間:9時~20時(最終日のみ17時終了)